育毛剤のおすすめ/選び方3つのポイント

「育毛剤が色々ありすぎて、どれを選べばいいのかわからない・・・」
「育毛剤と発毛剤って違うの?」
「実際に育毛の効果を比較したおすすめの育毛剤は?」

いざ育毛剤を使いたいと思ってもどれがいいのか迷ってしまいますよね?

育毛剤の選び方には3つのポイントがあります。

育毛剤の選び方3つのポイント

  1. 育毛効果が期待できる有効成分が配合されているものを選ぶ
  2. 添加物の使用を控えた肌への刺激が少ない処方のものを選ぶ
  3. 続けやすい価格でコスパが良好なものを選ぶ

当サイトでは、数十種類の育毛剤の「成分」「価格」「効果が実感できるまでの期間」「副作用の有無」「使いやすさ」などを徹底的に比較し、実際に使用して検証を進めてきました。

その経験を通して辿り着いたのが、高い育毛効果が期待でき、身体的な弊害もなく金銭的にも続けやすい育毛剤の選び方です。

この後、詳細にお伝えしていきますので、「育毛剤の選び方が分からない・・・」という場合にはぜひ参考にしてみて下さいね。

育毛剤の選び方1:育毛効果が期待できる有効成分が配合されているものを選ぶ

血流促進による発毛・育毛促進が期待できる成分 センブリエキス
トコフェロール酢酸エステル
酢酸DL-α-トコフェロール など
頭皮環境を整え、フケやかゆみを防ぐ成分 グリチルリチン酸ジカリウム
塩酸ジェフェンヒドラミン など
発毛促進作用により、育毛効果が期待できる成分 D-パントテニルアルコール
パントテニルエチルエーテル など
抗炎症作用があり、抜け毛の予防が期待できる成分 ニンジンエキス
ピロクトンオラミン
グリチルリチン酸ジカリウム など
発毛効果のある成分 ミノキシジル

育毛剤を選ぶ際には、まず、育毛効果が期待できる「有効成分」が配合されているかチェックします。

有効成分とは、医薬品や医薬部外品に配合されている成分のうち、効果・効能に有効と厚生労働省より認められた成分です。

つまり、有効成分が配合されている育毛剤というのは、育毛の効果・効能がある、もしくは期待できると国から認められているということなんですね。

なので、「有効成分がしっかりと配合されているか?」というのは育毛剤を選ぶ上で絶対に外せない最重要ポイントです。

育毛剤の代表的な有効成分は表にあるようなものになりますが、覚えなくて大丈夫ですよ。

有効成分が配合されている育毛剤のパッケージや容器には「医薬品」や「医薬部外品」と表示されていますし、成分一覧にもどれが有効成分か分かるように記載されていますので。

ただ、有効成分自体は入っていても規定量未満だと医薬品や医薬部外品にはなりませんのでご注意を。

医薬品とか医薬部外品の表示がある育毛剤を選ぶというのが一番わかりやすいですかね。

あと、薬用というのも医薬部外品と同じ意味なので、薬用育毛剤を選んでも大丈夫です。

有効成分が含まれる育毛剤を使用することで、抗炎症作用などで頭皮環境を整えつつ、血行が促進されます。

血行が良くなると髪の生育に必要な栄養分が毛包や毛母細胞に届きやすくなるため、育毛効果が期待できるんですね。

D-パントテニルアルコールなどには発毛促進効果も期待できると言われており、より高い育毛効果が期待できる成分です。

ミノキシジルは発毛効果が認められており、「医薬品」に分類され、発毛剤とも言われます。

発毛剤は育毛剤より高い発毛効果が期待できますが、その反面、強い副作用が出る可能性もあります。

発毛剤の使用する場合は、医師の処方箋や薬剤師さんによる書面での情報提供が必要になるという点も育毛剤とは違います。

育毛剤と違う副作用のこともしっかりと理解してから使用するようにして下さいね。

発毛剤は既に薄毛がかなり進行していて副作用は覚悟の上で髪を増やしたいという人におすすめです。

育毛剤は副作用はなしで今の髪のボリュームをキープして薄毛を予防したいという人におすすめです。

長くなりましたが、まとめると、「育毛剤を選ぶときは、育毛に効果の期待できる有効成分が含まれているか、医薬品、医薬部外品、薬用の表示がされているかを基準に選ぶようにしましょう」ということになります。

また、有効成分の数は多い方が育毛に関わる色々な作用が期待できますよ。

育毛剤の選び方2:添加物の使用を控えた肌への刺激が少ない処方のものを選ぶ

代表的な添加剤 シリコン・パラベン・合成ポリマー・合成香料・合成着色料・タール色素・酸化防止剤・鉱物油・カチオン系界面活性剤・サルフェート(硫酸系界面活性剤)

次に、上記のような添加剤がなるべく不使用な育毛剤を選びましょう。

育毛剤は頭皮に直接塗布するローションタイプのものが多いです。

肌への刺激が強い成分を含む育毛剤を毎日使用するとかぶれや赤み、かゆみなどが生じるおそれがあります。

そうならないように肌への刺激が少ない、添加物の使用をなるべく控えた処方の育毛剤を選んだ方がいいですね。

特に、肌が弱い場合はパッチテストをしてから使用を開始することをおすすめします。

また、ミノキシジルは効果も高いですが、副作用も多く報告されているので使用の際は注意が必要です。

育毛剤の選び方3:続けやすい価格でコスパが良好なものを選ぶ

育毛剤選びのポイント3つ目は、なるべく低価格で続けやすく、効果も期待できるコスパの良い育毛剤を選ぶことです。

育毛剤は基本的に毎日使用するものです。

毎日使って効果が出始めるまでに3ヶ月、育毛効果が実感できるようになるまでに6ヶ月くらいは最低でも継続して使用する必要があります。

育毛剤はだいたい1本1ヶ月分で、価格もそこそこします。

金額的に無理をして、続けられないとなってしまっては本末転倒ですよね。

なので、しっかりと継続して育毛効果を発揮してもらうためには、ひと月の出費をなるべく抑えられる方向で選んでいきましょう。

育毛剤のおすすめ/総合ランキング

育毛剤の選び方3つのポイントをベースに、10種類の育毛剤をチョイスして実際に使用し、「効果」や「使用感」を検証してきました。

その結果をランキングにし、おすすめ度の高い育毛剤については、どんな育毛剤でどのような人におすすめなのかまで分かるように詳細を記載しています。

私の実体験だけでなく、実際に育毛剤を使用した方の口コミや意見を集めての検証もしているので、薄毛や抜け毛に悩む多くの人に役立てて頂ける情報となっています。

「本当におすすめの育毛剤が知りたい!」という場合にとても参考になると思いますので、ぜひご一読下さい。

育毛剤の「有効成分」「添加物の少ない処方」「高コスパ」をしっかりと満たし、使用感や育毛効果の満足度も高い人気の育毛剤を総合ランキング形式で1位~5位を紹介していきます!

1位:チャップアップ

今から育毛スタート

  • 5つの有効成分配合で医薬部外品の育毛剤!
  • よく使用されている添加剤8つが無添加!
  • 定期購入だと17%OFFでお得!

チャップアップは5つの有効成分が高速浸透技術で頭皮の表面や内部にしっかりと浸透するので高い育毛効果が期待できる育毛剤です。皮膚への刺激が強い成分は無添加なので、肌が弱い方でも安心して使用できます。毎月お届けの定期コースなら17%OFFでお得に購入できるので続けやすいです。WEB売上4年連続No.1で販売数600万本突破の実績のある育毛剤です。

製品名 チャップアップ
おすすめ度
分類 医薬部外品
有効成分数
有効成分名 センブリエキス
グリチルリチン酸ジカリウム
塩酸ジフェンヒドラミン
トコフェロール酢酸エステル
D-パントテニルアルコール
その他の特徴的な成分 天然成分55種類
アミノ酸15種類
無添加成分数
無添加の成分名 香料、着色料、鉱物油、石油系界面活性剤、パラベン、紫外線吸収剤、シリコン、サルフェート(硫酸系界面活性剤)
内容量 120 mL
単品購入価格
(送料)
8,840円(税込・送料込)
定期購入価格
(送料)
7,400円(税込)
送料無料
購入必要回数(定期) なし(1回で解約可)
返金保証 全額返金保証あり(初回限定)
男性向け/女性向け 男女使用可

2位:ニューモ

  • 3つの有効成分配合で医薬部外品の育毛剤!
  • よく使用されている6つの添加剤が無添加!
  • 低価格帯の育毛剤で定期購入でさらに10%OFF!

ニューモは5つの有効成分とタマゴ由来の頭皮保護成分HGPの配合が特徴の育毛剤です。21日間で生まれるヒヨコの発毛に着目して研究開発されたニューモ独自の成分により、高い育毛効果が期待できます。皮膚への刺激が強い成分はなるべく無添加となっており、肌が弱い方でも安心して使用できます。育毛剤の中では低価格帯の製品で、さらに定期コースなら10%OFFでお得に購入できます。2020年から販売数が急激に伸び、400万本を突破した今最も勢いのある育毛剤です。化粧品のようなボトルデザインで女性にも人気のある育毛剤です。

製品名 ニューモ
おすすめ度
分類 医薬部外品
有効成分数
有効成分名 センブリエキス
グリチルリチン酸ジカリウム
D-パントテニルアルコール
その他の特徴的な成分 HGP
自然由来頭皮保護成分
無添加成分数
無添加の成分名 合成香料、合成着色料、鉱物油、パラベン、紫外線吸収剤、シリコン
内容量 75 mL
単品購入価格
(送料)
5,500円(税込)
定期購入価格
(送料)
初回:2,475円(税込)
2回目以降:4,950円(税込)
送料無料
購入必要回数(定期) なし(1回で解約可)
返金保証 なし
男性向け/女性向け 男女使用可

3位:マイナチュレ

マイナチュレ

  • 3つの有効成分配合の薬用育毛剤!
  • 11の添加物不使用の無添加処方!
  • 低価格な育毛剤で定期購入でさらに10%OFF!

マイナチュレは3種類の有効成分配合で、頭皮の表面や内部の狙った部位に届くよう、成分のサイズやバランスまで考えられて作られている女性用育毛剤です。添加剤を加えない無添加処方には、他のどの育毛剤よりもこだわっている安心・安全な育毛剤です。女性用の育毛剤として、アロマの植物オイルも配合されています。リピート率は97.5%と高く、多くの女性が効果を実感されています。販売本数も200万本を超える人気商品です。

製品名 マイナチュレ
おすすめ度
分類 医薬部外品
有効成分数
有効成分名 センブリエキス
グリチルリチン酸ジカリウム
酢酸DL-α-トコフェロール
その他の特徴的な成分 ラベンダー、オレンジなどの植物油
無添加成分数 11
無添加の成分名 シリコン、パラベン、合成ポリマー、合成香料、合成着色料、タール色素、酸化防止剤、鉱物油、紫外線吸収剤、カチオン系界面活性剤、サルフェート(硫酸系界面活性剤)
内容量 120 mL
単品購入価格
(送料)
6,023円(税込)
(750円)
定期購入価格
(送料)
初回:3,278円(税込)
2回目以降:5,321円(税込)
送料無料
購入必要回数(定期) 6回
返金保証 全額返金保証(180日間)
男性向け/女性向け 女性用

4位:リアップ

  • 発毛効果のあるミノキシジル配合の医薬品!
  • 日本初の発毛剤!20年以上で6000万本超えの実績!
  • 薬局やドラッグストアでも簡単に購入可能!

リアップX5プラスネオは、ミノキシジル5%配合の第一類医薬品に分類される発毛剤です。日本で初めて発毛剤の市販薬として発売され、20年以上の歴史と実績で知名度もNo.1の発毛剤です。薬剤師のいる薬局やドラッグストアでも簡単に購入ができます。ミノキシジル5%の育毛剤は女性は使用できず、男性専用です。動悸やめまい、血圧が下がるなどの副作用が出る場合があるので、用法・用量は守ってご使用下さい。

製品名 リアップX5プラスネオ
おすすめ度
分類 第一類医薬品
有効成分数
成分名  ミノキシジル 5.0g
ピリドキシン塩酸塩 0.05g
トコフェロール酢酸エステル 0.08g
ℓ-メントール 0.3g
ジフェンヒドラミン塩酸塩 0.1g
グリチルレチン酸 0.1g
ヒノキチオール 0.05g
添加物 L-アルギニン、グリシン、1,3-ブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、リン酸、エタノール
内容量 60 mL
単品購入価格
(送料)
7,753円(税込)
(送料無料)
定期購入価格
(送料)
購入必要回数(定期)
返金保証
男性向け/女性向け 男性用(女性使用不可)

5位:イクオス

無添加育毛剤イクオス

  • 5つの有効成分配合の医薬部外品の育毛剤!
  • 10個の添加物が不使用の無添加処方!
  • 定期購入で30%OFFで購入が可能!

イクオスEXプラスは、5つの有効成分配合で、高浸透技術も採用しており、高い育毛効果が期待できる育毛剤です。有効成分の他にも育毛評価試験で高い評価を得ているアルガス-3をはじめ、海藻成分など成分数は一番多く配合されています。頭皮への影響を考えた無添加処方にもこだわり、10の添加物を不使用にした安全性も高い成分処方となっています。毎月1本お届けしてくれる定期コースでは30%OFFでお得に購入でき、買いに行く手間や買い忘れもなく便利に続けられます。

製品名 イクオスEXプラス
おすすめ度
分類 医薬部外品
有効成分数
有効成分名 センブリエキス
グリチルリチン酸ジカリウム
塩酸ジフェンヒドラミン
クジン抽出液
トコフェロール酢酸エステル
その他の特徴的な成分 アルガス-3
海藻エキス
頭皮環境を整える成分16種
アミノ酸系成分19種
無添加成分数 10
無添加の成分名 香料、石油系界面活性剤、鉱物油、タール系色素、パラベン、紫外線吸収剤、シリコン、合成ポリマー、酸化防止剤、ラノリン
内容量 120 mL
単品購入価格
(送料)
10,428円(税込)
(715円)
定期購入価格
(送料)
初回:6,578円(税込)
2回目以降:7,128円(税込)
送料無料
購入必要回数(定期) なし(1回で解約可)
返金保証 あり(90日間)
男性向け/女性向け 男女使用可

おすすめの育毛剤をあと5つほど紹介しておきますね。

分類 有効
成分数
特徴的な成分 定価
(税込)
定期購入
(税込)
リデン

育毛剤
医薬部外品
3 リデンシル3% 12,980円 9,845円
フィンジア

育毛トニック 0 キャピキシル5%
ピディオキシジル2%
カプサイシン
14,080円 10,978円
ヘアモア

育毛剤
医薬部外品
3 女性ホルモン様作用成分
エストラジオール
7,920円 初回:1,584円
2回目以降:7,128円
ミューノアージュ

2剤:育毛剤
医薬部外品
5 ニンジンエキス
カキタンニン
6,913円 初回:3,980円
2回目以降:6,221円
ポリピュア

育毛剤
医薬部外品
4 バイオパップス
バイオポリリン酸
7,800円 6,800円

育毛剤のおすすめ/効果

おすすめの育毛剤は、有効成分を多く含み、高い育毛効果が期待できる育毛剤です。

育毛効果が認められている医薬品の育毛剤や、脱毛の防止や育毛のための有効成分を含む医薬部外品の育毛剤を使用しましょう。

有効成分の他にも保湿成分など育毛や頭皮環境を整えるためのサポート成分が多く含まれていると、育毛効果がより高まることが期待できます。

ということで、育毛剤の有効成分やメインのサポート成分で具体的にどのような効果が期待できるのかお伝えしていきたいと思います。

ですが、その前に薄毛や抜け毛の原因と育毛剤による育毛効果のメカニズムについても少し触れておきましょう。

薄毛や抜け毛の原因

  • 加齢
  • 脱毛症や病気、治療に伴う副作用
  • ストレス
  • 過剰な皮脂分泌による頭皮環境の悪化
  • 血行不良
  • ホルモンバランスの崩れ
  • 紫外線によるダメージ
  • 睡眠不足や喫煙などの生活習慣
  • 飲酒を含む食生活の乱れ

まず、薄毛や抜け毛になってしまう原因ですが、上記のように多岐にわたります。

しかも原因が複数のこともザラですし、特定することは難しいです…。

なので、薄毛や抜け毛の対策をしようと思ったら多面的にアプローチすることが大事になってきます。

薄毛、抜け毛の原因をたくさんありますが、対策は大きく分けると3つになります。

薄毛や抜け毛の対策3つのアプローチ

  1. 育毛剤を使って頭皮環境を整え、育毛成分を塗布する
  2. 食生活や生活習慣を正す
  3. 病院やクリニックで治療する

1つめは、「育毛剤を使って頭皮環境を整え、育毛成分を塗布する」というアプローチです。

薄毛や抜け毛の原因として上で挙げた頭皮環境の悪化や血行不良は、ヘアサイクルを乱してしまいます。

ヘアサイクルとは、新しく髪の毛が生えてから自然に抜け落ちるまでのサイクルのことで、その周期は2~6年と言われています。

髪を育てる頭皮の環境が悪化したり、頭皮の細胞に栄養を運ぶ血液の流れが悪くなると、このヘアサイクルの周期が短くなってしまうんですね。

ヘアサイクルが短くなると、細い毛のまま脱毛してしまい、薄毛が進行してしまうということに・・・。

多くの育毛剤には皮脂の過剰分泌を抑制したり、炎症を防ぐ効果のある有効成分が含まれています。

育毛剤の使用を続けていけば、抗炎症作用のある有効成分の働きで頭皮環境が改善され、健康な状態に保たれやすくなるというワケです。

もちろん育毛剤だけを使用していけば頭皮環境はバッチリということではありません。

シャンプーでしっかり汚れや余分な皮脂を取り除いくことも必要になります。

また、育毛剤には髪の成長促進が期待できる有効成分も含まれています。

髪の毛は毛根部分に存在する毛母細胞が頭皮の毛細血管から栄養を摂取することで成長していきます。

年を重ねていくと毛母細胞の働き自体が衰えたり、血管が細くなって血流が悪くなったりして髪の成長が鈍くなってしまうんですね。

そこで、毛母細胞を活性化させたり、血行を促進する有効成分を直接頭皮に塗布することで育毛促進が期待できます!

育毛剤によるアプローチは家で手軽に対策できるというメリットも大きいですね。

2つめは、「食生活や生活習慣を正す」というものです。

特にタンパク質と亜鉛、ビタミンB、Cの摂取と睡眠時間は確保し、酒とタバコはなるべく控えましょう。

髪の毛はケラチンというタンパク質からできています。

このケラチンを合成するためにはミネラルの亜鉛が必要で、亜鉛の働きをサポートするのがビタミンB6です。

なので、麺類や丼ものといった炭水化物主体の食事ではタンパク質や亜鉛、ビタミンも不足してしまいます。

野菜も積極的に食べるなどバランスの良い食生活を心掛け、髪の成長に必要な栄養素はしっかりと摂るようにしましょう。

お酒を飲んだりタバコを吸ったりすると、お酒やタバコから発生する有害物質を除去するのにアミノ酸が消費されます。

アミノ酸が消費されてしまうと髪の原料にまでタンパク質が回らなくなってしまうので注意です。

最後、3つめのアプローチは「病院やクリニックの皮膚科で治療を受ける」です。

残念ながら髪が抜けてしまう脱毛症というものが存在します。

代表的なものとしては、男性型脱毛症(AGA)や円形脱毛症、びまん性脱毛症などですね。

男性型脱毛症は、成人以降の男性で発症し、額の生え際や頭頂部から徐々に脱毛して薄毛の範囲が広くなっていきます。

AGAは5α-リダクターゼという酵素が男性ホルモンのテストステロンから脱毛を引き起こすより強力な男性ホルモンであるデハイドテストステロン(DHT)へと変えてしまうのが原因です。

最近ではAGA専門のクリニックもあり、治療を受けることで薄毛の進行を遅らせることができます。

びまん性脱毛症は、髪の毛が全体的に脱毛して薄くなるもので、女性の薄毛の特徴です。

女性男性型脱毛症(FAGA)とも言われ、加齢やホルモンバランスが崩れてしまうことで女性ホルモンが減り、男性ホルモンの影響が強くなってAGAと同様に脱毛してしまうものです。

こちらも発毛薬などを使用しての治療になるため、病院やクリニックで受診することをおすすめします。

以上、薄毛や抜け毛の対策として、3つのアプローチを紹介してきました。

薄毛や抜け毛の度合いにもよりますが、重度なものでなければまずは食生活や生活習慣を見直しながら育毛剤を使用するという対策がおすすめです。

食事や生活面の改善は髪に関わらず身体全体を健康な方向に持って行ってくれますし、育毛剤は家で簡単に使用することができますので。

治療薬では副作用も強く出てしまう可能性が高いので、最後の手段にするのが良いでしょう。

育毛剤の効果

有効成分の「センブリエキス」や「トコフェロール酢酸エステル」、「酢酸DL-α-トコフェロール」といった成分は、血行促進の作用により、発毛促進が期待できる成分です。

これらの成分によって毛根が刺激されて、毛根部の細胞が活性化されます。

さらに、血行促進の作用で、頭皮に栄養分が届きやすくなり、毛根部の活動も活発化します。ん
「Dパントテニルアルコール」や「パントテニルエチルエーテル」には発毛を促進させる作用があるとされ、育毛効果が期待される成分ですね。

「グリチルリチン酸ジカリウム」や「塩酸ジフェンヒドラミン」、「ピロクトンオラミン」には抗炎症、抗アレルギーやかゆみ止めといった作用あります。

これらの成分により、皮脂の過剰分泌や乾燥からくる頭皮の炎症を防ぎ、頭皮環境が整うことによって髪が育ちやすくなります。

さらに、有効成分をただ配合するだけでなく、成分のサイズを変え、頭皮表面で留めたり、内部の細胞まで届けたりと浸透性を高めるための技術も採用されています。

育毛剤は、このように頭皮環境を整えて有効成分を作用させることで育毛効果をもたらします。

では育毛剤はどのくらいの期間使用すれば効果が実感できるのでしょうか?

育毛剤の有効成分は育毛・発毛に対して即効性のあるものではありません。

あくまでも有効成分の働きによる毛母細胞の活性化や血行促進による育毛促進と抗炎症作用による頭皮環境の改善です。

なので、新陳代謝としての髪の生え変わりの中で強く太い髪にしていくことが大事になります。

ヘアサイクル(毛周期)は簡単に区切ると成長期⇒休止期⇒脱毛に分けることができます。

成長期が終わり、休止期に移行すると脱毛するまでに約3ヶ月掛かります。

脱毛した後に新しい髪が生えてくるので、休止期から脱毛までの3ヶ月で頭皮環境を整え、細胞を活性化して栄養をしっかりと供給してあげることがとても重要です。

育毛剤をし始めてからその効果が期待できるのは約3ヶ月後に生えてくる髪からなので、どの育毛剤もおすすめの使用期間として3ヶ月以上となっているんですね。

また、育毛剤が女性にも効果があるのか?ということですが、髪の成長の仕組みは男女で変わりませんので女性が使用しても育毛効果が期待できます。

男女兼用の育毛剤も多いです。ただ、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスがもちろん違いますので、効果が実感できるまでの期間や薄毛・抜け毛の原因によっては効果に個人差があります。

女性用の育毛剤は女性ホルモン様作用のある成分を配合するなどの特徴があるので、そのあたりも確認して使用判断するようにしましょう。

ミノキシジルを含む発毛剤では、妊娠・授乳中の人、妊娠・出産で脱毛の症状が出ている人、ピルの使用中止で脱毛症状がある人など女性特有の禁忌事項もありますので、発毛剤使用の際には注意して下さい。

使用される方の年代によって効果は変わるか?ということに対しては、例えば、20代と50代ではやはり変わると言わざるを得ないといったところでしょうか。

同じ育毛剤を同じ期間使ったとしても、代謝や細胞、血管の若さがそもそも違うので効果の出方は変わってきてしまいます。
(もちろん個人差もあります。)

前髪の生え際や頭頂部、M字部分と薄毛の部位によって合う育毛剤があるか?というのも気になるところですね。

育毛剤の育毛メカニズムを考えると、部位によって使い分ける必要はありません。

ですが、実際にはM字対策に特化した育毛剤といったものも販売されています。

M字ハゲはAGAが原因のことが多いです。

なので、M字ハゲを育毛剤で何とかしたいと思ったらAGAに有効な成分を含んだ育毛剤が効果的です。

AGAの原因であるDHTの抑制に効果が期待できる成分としては、ヒオウギエキス、冬虫夏草エキス、ノコギリヤシなどが挙げられます。

たまに眉毛や髭、まつ毛まで育毛したいと考えて育毛剤の使用を考える方がいるようですが、髪の育毛剤の用途ではありませんので使用してはいけませんよ。

育毛剤のおすすめ/使い方

育毛剤のおすすめの使い方は、きれいな頭皮にたっぷりと育毛剤を浸透させることです。

塗布する量や使うタイミングなどは、育毛剤の効果を発揮するために大事なポイントなので、正しい使い方をしっかりとチェックしましょう。

育毛剤によって多少使い方は違うので、使用前に確認してください。

育毛剤の使い方

  1. 洗髪後のきれいな頭皮に使用する
  2. 頭皮全体へ適切な量の育毛剤ローションを塗布する
  3. 頭皮マッサージをして育毛剤ローションを頭皮内部に揉み込む

育毛剤は、洗髪後のきれいな頭皮、髪の状態の時に使用するのが効果的です。

頭皮に皮脂やホコリなどの汚れが付いていると、育毛剤ローションの成分が頭皮や内部の細胞まで届きにくくなってしまいます。

なので、夜のお風呂上りをメインに使用するようにしましょう。

1日2回の使用が推奨されている育毛剤は、朝も髪や頭皮をお湯で軽く洗ってから使ってくださいね。

あとは育毛剤の使用方法に記載されている使用量を守って、頭皮全体にしっかりと塗布します。

一気に塗布しすぎるとローションが垂れてしまうこともあるので、垂れないように少しずつ塗布していきましょう。

スプレーノズルの育毛剤だと噴射の勢いが強くて飛び散ったり、液だれもしやすいので適度なチカラ加減が必要です。

全体に塗布出来たら、頭皮マッサージをしていきます。最低でも1分間はマッサージして下さいね。

ローションを揉み込みながらマッサージすることで頭皮の血行も良くなり、育毛剤の浸透性や栄養分の補給がしっかりできるようになりますよ。

この3つをしっかりと行い、あとは育毛剤ごとの細かい使用方法に注意しながら、日々使っていきましょう。

早くて3ヶ月、遅くとも6ヶ月くらいから効果を実感できるようになるはずです。

朝はあまり時間がないと思いますが、ぬるま湯で頭皮の汚れや汗、皮脂などをゆすいで乾かしてから使用してください。

シャンプーなしの湯シャンでも丁寧にやれば汚れの7,8割は除去できます。

育毛剤ローションの塗布後はドライヤーで乾かすことを推奨するものと、乾かさずに最後まで成分を頭皮に浸透させることを勧めている育毛剤とがあります。

抗菌成分が少ない育毛剤だと乾かさないと細菌の繁殖に繋がるということもありますので、使用方法をよく読み、正しく使用しましょう。

  1. 頭皮全体をもみほぐす
  2. 頭頂部のツボを押す

育毛剤を使用した後は成分の浸透と血行促進のために頭皮マッサージが大事です。

最初は頭皮全体を揉みほぐします。

指の腹を使って、側頭部から頭頂部に向かって頭皮を押した状態で円を描くようにしながら揉んでいきます。

全体を揉み終わったら、抜け毛予防や育毛に効くと言われている「百会」と「通天」のツボ押しをします。

百会は頭のてっぺんの少し凹んでいるところで、両耳を結ぶ線と鼻から上に向かう線が交わる部分です。

百のツボが道が出会うという意味を持つツボで脱毛の予防効果もあると言われています。

通天は百会から左右両側に少しずれた部分のツボで頭皮の血行を良くして脱毛の進行を遅らせてくれるそうです。

頭頂部の3ヶ所のツボ押しを意識してマッサージをするようにしましょう。

育毛剤のおすすめ/副作用

なるべく副作用のない育毛剤がおすすめです。

ミノキシジルを含む医薬品の育毛剤は高い効果も見込めますが、反面、副作用のリスクも高いです。

肌への刺激が強い添加物が入っている育毛剤も避けるようにしましょう。

育毛剤の副作用

育毛剤はローションタイプのものが多いです。

頭皮に直接塗布するので、体質によっては赤みやかぶれなど肌にトラブルが発生したり、アレルギーでかゆみが出たりする場合があります。

副作用のリスクをなるべく避けるため、シリコン、パラベン、合成のポリマーや着色料、香料、酸化防止剤などがあまり含まれていない育毛剤がおすすめです。

これらは化粧品で使われることも多い成分ですが、無添加でも品質の良いものは多くあるのでしっかりと選びたいですね。

育毛剤の副作用として、使い始めに抜け毛が増えてしまう初期脱毛が言われることがあります。

しかし、これは育毛剤の血行促進などの作用で髪の生え変わりのヘアサイクルが早まったことで起こる一時的なものなので心配ありません。

ミノキシジル特有の副作用として、めまいや頭痛、動悸、血圧低下などがあります。

ミノキシジルを使用する場合には、これらの副作用のリスクが高いので特に注意して使用するようにして下さい。

医薬部外品の育毛剤であれば、このような強い副作用はなく、あくまでも個人の肌の強さが原因の肌トラブルが少し出てしまう可能性があるレベルです。

育毛剤のおすすめ/市販

育毛剤を比較すると、Amazonや楽天、公式サイトなどの通販で購入できるものと、薬局やドラッグストアで市販されているものに分かれます。

通販品の有名どころだとチャップアップやニューモ、マイナチュレ、市販品だとリアップやアデノゲン、サクセスのバイタルチャージや育毛トニックあたりですね。

リアップなどの医薬品は薬剤師の方がいるときでないと購入できません。薬剤師の方から説明を受けたり、体の状態についての質問に回答したりする必要があります。

通販でもアンケート形式で質問に答え、薬剤師にチェックを受けることで購入が可能です。

育毛剤の市販

薬局やドラッグストアで市販されていない育毛剤は通販で購入できます。

育毛剤メーカーの公式サイトの他、amazonや楽天などの通販サイトから注文ができるんですね。

amazonや楽天でも多少の値引きがされており、送料が無料になることも多いのでお得には購入はできます。

しかし、公式サイトでは定期購入などでamazonよりももっと安い価格で購入できる育毛剤がたくさんあります。

また、amazonや楽天にはない返金保証が付いているものもあるので、公式サイトも一度はチェッした方がいいですよ。

© 2023 【育毛剤のおすすめ】効果は?薄毛や抜け毛の予防について